それは麒麟ではありません。
麒麟をよぶ爆弾を託される覚慶さまをかきました。
不意に爆発するし、長く持っていても呼べない。
複数存在し、持とうとする者は勝手に持ち、持ちたくなくても持たされる。
そんな爆弾の様です。ご安全に!
将軍就任への重圧が苦しいのか、裸足で大和へ帰ろうとする覚慶さま。
藤英・藤孝兄弟も、このお坊様をどう扱ってよいものか、戸惑いがある様子です。
「還俗してしただくこと相定まっております」だから、あなたの帰る場所はない。
言う方も、聞く方も、複雑さが滲むようなやり取りに見えました。
義輝さま「緑の者と牛の者をよろしく頼む」
と、とれなくもない?
はしゃいでも、それは麒麟ではありません。
でも、それを麒麟と思えば麒麟でなくもない。