じめじめしている

じめじめしています。イラスト投稿など雑多に。

麒麟がくる22話

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覚慶をかきました。
そういえば兄の義輝も、初登場の時は出待ちされるほど市井の皆さんに慕われていましたね。距離感はだいぶ違うけど。
「あれぐらいしかできない」という言葉も、義輝が信長に官職を授けようとした時のことが思い起こされます。
重なる部分も多い兄弟の行く先やいかに。

頼純の死に様も、舅との会談に失敗した場合の信長であると同時に、「殺る気出した傀儡は消されるよ!」ってハナシですよね。
格は下がるけど、頼純の境遇は義輝とよく似ていますし、『麒麟がくる』のそういう重ね掛け、好きです。

22話の最後、三好長慶が死に微笑む義輝。もう、暗殺の阻止を指示した以前の公方様は居ないのですね。
光秀が月のようと例えていましたが、地球から見た月は、裏面がほとんど見えないと聞いたことがあります。
光秀と義輝は、お互いが月なのかな。
足元がグチャグチャだから、月を見ちゃうのかもしれませんね。
光秀は、義輝に推挙した信長のことも、まだ一面しか見ていないはず。
遠くからは裏面の見えない月も、近づけば別の一面が見えてくるという事でしょうか。
信長が月と言えるかどうかはさておき。

光秀の娘たちに「先が楽しみ」と言う藤孝、伏線で祝福と皮肉を兼ね備えてるの、グッときました。
見ている側は結末を知っているけれど、劇中の人達は今の連続を生きているんだよね。